『天下人の茶』 著 伊東潤

『天下人の茶』 著 伊東潤

千宗易こと千利休を5人の視点から読み解いていく物語である。
登場人物によって時期などが変わるので、ある程度歴史の流れを知っていと面白く読める章立てとなっている。
歴史展開だけでなく利休が作り上げた「侘茶」に関する作法や道具についても窺い知ることができるものとなっている。

登場人物の立場からの利休像であるので、それぞれの「利休」になっている。
商人、茶人、政治家(?)、謀略家と見解も様々である。
信長の死に関わっているなんてね。
ただそれでも、それぞれの人物から共通の要素として自分の信念を貫き通すことがあげられますね。
だからこそ、自分の死も必要な要素として受け入れてしまうのではなかろうかね。

知ったこと
侘茶の流れも織部流に変わり、江戸時代は遠州流になっていく
高山右近、キリシタン国外追放令でフィリピンのマニラで客死

主要人物
千利休(千宗易)
豊臣秀吉
牧村兵部
瀬田掃部
古田織部
細川忠興

時代 
1580~

謙信の軍配者 富樫倫太郎

あらすじのような感想
長尾家視点から越後及び信濃、ひいては関東や京の情勢をうかがい知ることが出来る。
長尾景虎が神がかった子供のような存在なので、前2冊の小説とは違って軍配者いらないんじゃないかと思うほどである。

政治をするよりも戦いを好み、金勘定嫌い。
信濃を攻めたと思えば京に行き、そして関東にも進軍していく腰の軽さ。
でも、家臣や従属した他家が欲をみせるとやる気が無くなってしまうというね。
まさに子供のような印象を受けてしまうよね。
直江景綱などの家臣が大変だなぁとしみじみ思う次第である。

主要登場人物

曽我冬之助
長尾景虎
直江実綱

武田晴信
山本勘助

北条氏康
風間小太郎

時代
1540年~
戦国中期?

舞台
越後
信濃
関東

キーワード
軍配者
毘沙門天
関東管領
川中島
歴史小説

早雲の軍配者

信玄の軍配者

謙信の軍配者

信玄の軍配者 富樫倫太郎

あらすじのような感想
山本勘輔を通して、今川家や武田家の進攻具合が知られる。
特に武田家が戦国最強と言われるも中々の苦労っぷりが面白いところである。

軍配者としての駒井高白斎との対比によって、得意不得意の差で活躍する範囲が変わるようだ。

主要登場人物
山本勘助
武田信虎
駒井高白斎
今川義元
太原雪斎
武田信玄
原虎胤
板垣信形
諏訪御前
長尾景虎

時代
戦国中期
1540年~

舞台
駿河
甲斐
信濃

キーワード
軍配者
足利学校
上田原
歴史小説

読む順番

早雲の軍配者

信玄の軍配者

謙信の軍配者

早雲の軍配者  富樫 倫太郎

あらすじのような感想
戦国初期の関東の様相を北条家(後北条)の視点から知ることが出来る小説。

農民などの被支配階級の扱いなどもうかがえる。

早雲の晩年も描かれており、ある種神聖視されているので作者の思い入れがあると思われる。

足利学校の特別制やそれに伴う軍配者とはを知ることができるのも特色の一つである。

主要登場人物

風間小太郎
山本勘助
曽我冬之助

伊勢宗瑞
北条氏綱
北条氏康

時代
1510年~
戦国時代初期?

舞台
関東
小田原

キーワード
軍配者
足利学校
歴史小説

読む順番

早雲の軍配者

信玄の軍配者

謙信の軍配者

三好元長

戦国時代の武将。
父親は長秀であるが、祖父之長の子であるとの説もある。
畿内の動乱が始まるきっかけとも言える細川との政治闘争が面白いところである。
後の三好家が台頭する地盤を作ることになる。

小説
覇道の槍 

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Google Chromecast(クロームキャスト) 感想

クロームキャストを手に入れたので、使用してみた感想を箇条書きにて。

クロームキャストはgoogle社が提供するテレビの HDMI 端子に差し込むメディア ストリーミング デバイスとなっています。
動画だけでなく、ゲームなどをテレビの大画面で愉しむことが出来るとね。
まだ、ゲームはやっていないので何とも言えないです。

難点を言えば、デバイスを使用するのにアプリimg_4355
が若干使いづらい。
よく使用するアプリを一から選びなおさないといけないので、手間になる。
使用アプリを登録する方法があるのか試行錯誤してみたけど、設定方法が分からない。
Google CastのアプリをAppで使用しているので、アンドロイドとは違ってたりするのかも。

それを抜きにしても、動画をストリーミング配信する際には凄い便利なデバイスと言えますね。
よく利用しているのが、
・YouTube
・dアニメ
・dtv
です。

特にdアニメは、話数の多いアニメ作品を見るときなどディスクの入れ替えの手間が無いので快適に見ることができますね。
ただ、アマゾンプライムを見るにはパソコンのグーグルクロームの拡張機能を使わないといけないのでちょっと残念。
最近は、プライム動画で「内村さまぁ~ず」を見るのが地味に楽しみとなっているいので。

値段もそれほど高くないので、スマホなどで動画をストリーミングで見ている人にとってはいいかもね。