天地明察、読み終えました。
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天地明察 (2009/12/01) 冲方 丁 |
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天地明察(上) (角川文庫) (2012/05/18) 冲方 丁 |
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天地明察(下) (角川文庫) (2012/05/18) 冲方 丁 |
この作者の小説は、昔SFを読んで以来なので記憶が定かではないので新鮮でした。
日本式の暦を作り上げた伝記小説であり、ちょっとした男女の青春物語とも言えるものです。
文体も思った以上に読みやすく、作中に登場した「光圀」も読んでみたいと思ったしだいです。
渋川春海の人柄が何とも言えず味わい深く読み進むにつれて、若干愛おしくなってくる錯覚を覚えたものです。
彼の周りもこれまた面白く、特に関孝和に関しては一つの物語が出来るであろうくらいだ。
映画化されいるので、途中の天文の解説に関してはそちらのほうが分かりやすいのかな。
読んでいるだけでは、ちょっと理解できなかった箇所もあるので。