清須会議 三谷幸喜著 感想 

清須会議 清須会議
(2012/06/27)
三谷 幸喜

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清須会議を読んでの感想。
舞台は本能寺の変後の秀吉が実権を握るに至る裏表を描いた作品。
登場人物のセリフが現代語訳で書かれているため、歴史小説を読んでいる感じがしなかった。
ただ、当時の人々が政治の世界を仰ぎ見るときに感じていた感覚だったのではないかと思う。
色々な人物の内面を伺えるのは面白いのだが、細切れに各人のモノローグが入り込んでくるため、
全体像を掴み辛いのが難点だ。
映画のシナリオのような印象を受けた。
参考までに同じ清須会議を描いた

賤ケ嶽 賤ケ嶽
(2010/04/20)
岡田 秀文

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文章は硬いがこちらのほうが全体像は分かりやすいね。