7月に読んだ本まとめ

2013年7月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:5052ページ
ナイス数:84ナイス

儚い羊たちの祝宴儚い羊たちの祝宴感想
短編集であるが、全編に関わる「バベルの会」が物語にアクセントを与えている。短編ごとは、ミステリーでリドルストーリーの構成となっている。
読了日:7月30日 著者:米澤 穂信
魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編<下> (電撃文庫)魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編<下> (電撃文庫)感想
大東亜連合との戦争が本格化してくる前哨戦。論文コンペのほうよりも闘争がメインとなっている。それに伴い達也や他の生徒の力の片鱗を垣間見ることが出来る。
読了日:7月27日 著者:佐島勤
カラスの親指 by rule of CROW’s thumbカラスの親指 by rule of CROW’s thumb感想
しがない詐欺師のおっちゃん達の奮闘記。その中で出会いや別れ、人生をやり直す気概を取り戻す過程を描いている。また、最後のしめとしてのネタバレが謎解き要素を醸し出している。
読了日:7月26日 著者:
オーダーメイド殺人クラブオーダーメイド殺人クラブ感想
移ろいやすく退廃的な思春期中学生の女の子の物語。。中でも、女性特有の刹那的な人間関係を描くのはいつも上手いねぇ。物語は周囲との関係を測りきれない少女の注目されたい感情がマイナスのほうへどんどんと進んでいく過程が何ともやりきれないが引き込まれていくのが何とも言えず面白い。
読了日:7月23日 著者:辻村 深月
清須会議清須会議感想
本能寺の変後の秀吉が実権を握ることになった清須会議の舞台を裏表から描いた作品。登場人物の口調が現代語訳になっているので、歴史物語を読んでいる感じがしなかった。また、小刻みに人物のモノローグが入るので全体像を掴み辛いかな。
読了日:7月20日 著者:三谷 幸喜
魔法科高校の劣等生〈5〉夏休み編+1 (電撃文庫)魔法科高校の劣等生〈5〉夏休み編+1 (電撃文庫)感想
九校戦が終わった後の閑話休題。唐突に出てくる新キャラや既存のキャラの一面を垣間見れる短編集。伏線となる話しもある。
読了日:7月19日 著者:佐島 勤
インディペンデンス・デイインディペンデンス・デイ感想
様々な女性の視点から描かれた短編集。短編集だけど、登場人物がリンクしているのがちょっと楽しい。最初と最期の短編が続く構成となっており、それが物語の締めとなっている。
読了日:7月15日 著者:原田 マハ
星間商事株式会社社史編纂室星間商事株式会社社史編纂室感想
商社の社史を編纂する部署の奮闘記。一種の謎解きなどもあるが、部署に配属された人々の人間模様を描く。ラブコメ要素とオタク要素が多め。途中のBLが人によっては受け付けないかもね。
読了日:7月13日 著者:三浦 しをん
向日葵の咲かない夏向日葵
の咲かない夏
感想
ファンタジー要素の入った現代を舞台にしたミステリー。絵の無い文章だからこそ出来る叙述トリックが最後まで絡みつく。物語全体にグロテスクな描写が多いので、それが不快に感じるひとは厳しいかもね。
読了日:7月11日 著者:道尾 秀介
偉大なる、しゅららぼん偉大なる、しゅららぼん感想
ちょっと不思議な力を持った少年達の青春物語。学園生活が舞台であるが、ライバルやボスが登場しレベルアップをもくろむなどRPGのような印象を受ける。
読了日:7月9日 著者:万城目 学
下町ロケット下町ロケット感想
中小企業の奮闘記。大企業の裁判戦略や脅しなどに、自社製品の品質を信じて立ち向かっていく物語。適度な山場が繰り返されるので、どんどん読み進んでいける。
読了日:7月6日 著者:池井戸 潤
追想五断章追想五断章感想
依頼により小説を探す物語。探していく過程によって、依頼者だけでなく主人公の内面までも模索していく。小説が書かれた謎解きもまた秀逸である。
読了日:7月4日 著者:米澤 穂信
ボトルネックボトルネック感想
自分の生まれなかった世界に紛れ込み、自分の意義を見出す物語。作者の中でもファンタジー色の強い。ただ、パラレルワールドに紛れ込む謎を解いていくミステリー要素は健在。結末は好みが分かれるかな。
読了日:7月3日 著者:米澤 穂信
風色デイズ (ハルキ文庫)風色デイズ (ハルキ文庫)感想
7人の作家がそれぞれスポーツを題材に描いた短編集。堂場さん以外読んだことなかったので、新鮮です。色んな文体に触れるとうことでは、このような短編集はいいですね。ちょっと意外だったので、「あさのあつこ」さんが思ったよりも硬い文章を書くのだというこです。
読了日:7月2日 著者:あさの あつこ,大崎 梢,川島 誠,はらだ みずき,堂場 瞬一,梅田 みか,三羽 省吾
徒然ノ冬-居眠り磐音江戸双紙(43) (双葉文庫)徒然ノ冬-居眠り磐音江戸双紙(43) (双葉文庫)感想
地固めの巻。磐音周囲の人間の将来を考える際に磐音自身の将来もおぼろげながら模索している。チャンバラは少なく日常が多め。ちょっと間延び間は感じる。
読了日:7月1日 著者:佐伯 泰英

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