劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス』 感想

PSYCHO-PASS サイコパス 公式サイト
観てきたので、ざっくりとした感想を。
・見ごたえはあったの。
印象的なシーンは、飛行機の中で常守朱が雑賀譲二や禾生局長との切り替わっていく会話シーンだ。
冗長的になりやすい説明の場面を上手く飽きさせずに引き込ませていっていると感じた。
・常守朱がやってたことは、刑事の仕事の範疇を超えちゃってるのではないだろうかね。
国外における軍事活動に参加しているのは、捜査とは言えないだろう。
・近未来なのに、荒廃しているように感じられる世界観が好き。
・常守の友人が結婚するのをシビュラで示されることに最終的には喜びを感じていることと
シャンバラフロートにおけるシビュラに対する反応が対比されている。
それが、常守朱にとってはジレンマとなっているのが象徴的。
シャンバラという名称自身もまた「理想の楽園」という現実に無いというのも意味深だよね。
・この映画の話をやるのであるなら、2期でも海外を匂わせていたらもっと繋がったような気もする。
てっきり、2期でシビュラシステムが進化したことを踏まえての物語になるのかなと素人ながら考えていたものでね。
これだと、2期の意味が無いんじゃないかと思ったよ。
ただ、常守朱と霜月美佳のシビュラに対する相反する構図を深めること示す意味では非常に効果的であったと考えられる。
・朱と狡噛の二人の相対は、恋愛感情というよりも相棒というか同士のような印象を受けたな。
相手の考えていることが、話さなくとも何となく分かるというような 長年連れ添ったような関係に見える。
・他にもあったのだが、思い出したら追記していこうと思う。