傷物語 公式サイト

公開された『傷物語 熱血編』を観てきたので感想を。
『鉄血編』からの続きを忘れてたので、唐突に暦とドラマツルギーの戦いが始まりオヤッとね。
鉄血編のオープニングは仏教要素というかエキゾチックとでもいうか神秘的な感じの曲でしたが、
熱血編のはポップ調というちょっと明るい感じにしていたので作品とのマッチングであろうね。
物語の天候が基本的に曇りなのは、やはりキャラクターの心情主に阿良々木暦を表現しているのではなかろうかね。
なので、後半羽川と会っているときに若干晴れ間が見えるのは面白いところである。
バトルシーンは良かったね。
特に、ドラマツルギーとの戦いで腕を切り落とされてからの超再生からの逆転と。
まさに王道的な勝利の形は燃えるものがある。
羽川との絡みはまさに青春物語を見てるようで、若干羨ましくもあり照れくさいものがある。
振り切った音楽でおちゃらけ感を増大させて真面目な場面との対比となっていたと思う。
小説で読んでいたときはそこまで思わなかったのが、映像で見ると羽川がここまで近い存在となっていたことだね。
あれだけ向き合ってくれると、惚れてしまうというか好かれていると勘違いしてもおかしくはないであろう。
あの巨乳に、パンツを恥ずかしながら見せる姿など尚更にね。
これが幼馴染といか仲良くなって長いのがあれば、いいがあまり接触が少ない相手からそこまでの行動を示させると暦が怖いという感情を持つのはしょうがないであろう。
裏がみえないこからこそ表も見えないとね。
だからこそ、羽川の考えが読めないから気持ち悪いとか重いとかの言葉が出てくるのであろうね。
今回は、羽川との絡みが多くあったので熱血編ではまさにヒロインであろう。
暦との会話の中で日常を諦めずに居られたのは、ひとえに羽川の存在があったからこそと言うのは言いすぎではないであろう。
エピソード戦で羽川が傷ついたとき我を忘れて道を踏み外しかけたり、新学期に会おうと前向きな発言をしたことから類推することができる。
これらの浮き沈み含めて副題である熱血を兼ね合わせてとるとしたら、流石であるな。
今回の忍はオマケのような存在になってたのがより羽川の存在を浮き彫りにする効果になっている。
傷物語を見ると暦は何故羽川と恋人同士にならなかったのは不思議に思う。
人外になってもあそこまで尽くしてくれる存在では中々稀有であろう。
自分のことを好きなんだろうと勘違いしてしまってもおかしくない事態でったのにね。
単に暦が恋愛に無頓着であったからという回答でもいいが、エロ本買いに行って吸血鬼に会うことを考えると女の子に無関心とは言いがたい。
今回の話でこの恩はいつになっても忘れない、いつだって側にいるようなことを語っているから恋愛対象から外れてしまったのかなぁと考えるくらいだね。
甲斐甲斐しく世話している姿は恋人というよりも母親であるね。
世話好きがあだとなったかも。
ざっくりとだけどの感想でごあす。
