魔法使いの嫁 6巻 感想

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魔法使いの嫁 6巻 感想

全体を通すと、チセに友人ができることでエリアスの機嫌が悪くなるである(笑

この機嫌が悪くなることには2パターンある。

1つ目のアリスとのお出かけはエリアスに内緒でお出かけしたので、心配したことで若干怒り気味に。
これは、チセが何度も危ない目にあっているのにも関わらず危機感がないことにも起因している。

このエピソードで、レンフレッドとアリスの過去を掘り下げメインキャラクターの一員として上昇したと言えよう。

2つ目は、契約によりお菓子作りを教えに来たステラとチセが仲良くやっていることに対する嫉妬である。
2人がおしゃべりしているといたたまれなくなり、家を飛び出してしまうなど子供のようである。
かまってくれなくて拗ねてしまった感がある。

この2つに共通することが、エリアス自身が気がついてないことがミソであるね。
人間特有の感情表現で、また一つ人間を学んだと言えよう。

また、チセにしてもアリスの過去に踏み込んだりステラと友人関係を結んだりと
今までだと相手を気にしすぎて踏みとどまることが多かったのが成長したと言えるのかね。

というように、この6巻はチセとエリアス両者がちょっとずつ変わっていったのが表面化してきたターニングポイントと言えよう。

次の巻では、灰ノ目やカルタフィリスがまた暗躍しそうな感じで終わっているのできな臭い。