謙信の軍配者 富樫倫太郎

あらすじのような感想
長尾家視点から越後及び信濃、ひいては関東や京の情勢をうかがい知ることが出来る。
長尾景虎が神がかった子供のような存在なので、前2冊の小説とは違って軍配者いらないんじゃないかと思うほどである。

政治をするよりも戦いを好み、金勘定嫌い。
信濃を攻めたと思えば京に行き、そして関東にも進軍していく腰の軽さ。
でも、家臣や従属した他家が欲をみせるとやる気が無くなってしまうというね。
まさに子供のような印象を受けてしまうよね。
直江景綱などの家臣が大変だなぁとしみじみ思う次第である。

主要登場人物

曽我冬之助
長尾景虎
直江実綱

武田晴信
山本勘助

北条氏康
風間小太郎

時代
1540年~
戦国中期?

舞台
越後
信濃
関東

キーワード
軍配者
毘沙門天
関東管領
川中島
歴史小説

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